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    2017.06.26
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    2017.06.26
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    2017.06.25
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    2017.06.24
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    2017.06.23

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11/30 スマイルエンジン+気仙沼復興協会

      

11月30日、気仙沼復興協会さんに、学生10名で参加しました。

作業内容は、依頼があったお宅のお庭のお手入れ。この地域は、来年度には約3mのかさ上げをするため、一度住宅の取り壊しが行われます。そのため、人通りが多いこの道を来年の春だけでも華やかに、道行く人に楽しんでもらいたいという意向からチューリップの球根を植えました。以下今回参加した1年生の感想です。

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【報告:嶋崎史帆  美術史保存修復学科1年/福興会議4期生】

初めて被災地に行きました。綺麗な海が見えてくると同時に津波の悲惨さを感じました。まずは気仙沼復興教会の方に、被災直後の詳しい説明などを聞かせて頂きました。説明後に改めて周りをみると復興は少しずつ進んでいるのだと思いました。

目的地へ向かうと家の土台のみが見え、自分が今立っていた場所は当時どんなものだったか考えさせられました。その後は庭を綺麗にしながらも、この場所には家があったこと。自分たちが綺麗にしていた場所は三方向からの波が来て大変だったことなどを聞いて、目で感じ取れました。しかし、それとは裏腹に気仙沼市に今もなお住み続けている人々の姿は「海と共に生きる」という強さが伺え、ボランティアをしていると、「より一層気仙沼市の人々の心が一つになったのだな。」と思いました。

【報告:阿部都子 日本画コース1年/福興会議4期生】

震災を忘れないとは本当に約束できる事なのだろうか、と考えてしまいます。忘れないでほしい物とは、私がニュースや記録書を読んで感じた事、その場にいた人が感じていた事を想像する事、そんな「私の中から生まれたもの」を覚えている事で良いのだろうかと思っていました。そうでなければ、見た物や聞いた事をそのまま覚え、いつか誰かへそのまま伝える事、それが一番誠実な選択の様な気がしていました。

気仙沼の地を実際に踏みしめたこの活動では、震災に巻き込まれた人々が失ったものの一部と、忘れないでほしいという思いの「何を」という部分を、やっと微かに見て、触って、聞いた気がしました。土の中から津波で流されて来た日用品がいくつか出て来た時、今立っているこの地面にまで津波が来たのだという事実が自分の中で現実味を帯びました。依頼主の方の表情を見たとき、絶望を優しさに変えた人の強さが、活動に集まった人々の気持ちに与えている力を感じました。他にも何気なく教えられた事を覚えている事、実行し伝える事、これが「忘れない」ということならば、今から自分に出来る事は何だろうかと、ずっと自分に問い続けながらの活動となりました。

 【報告:宮川みり 工芸コース1年/福興会議4期生】

作業中3、11当時を思い出していましたが、もうほとんど思い出せません。当時東京にいた私は物資を送るので精一杯でした。整備してチューリップが植えられた庭を見て家の方は「きれいになったねぇ」と笑顔で言ってくれたけど、実際どう思っているのだろう。

帰りに見た海はとてもきれいで漁猟船がばーっと並ぶ港はライトが付き鳥肌が立つほどかっこ良かったです。ここに9mの防波堤が立つのかぁ。こんな美しい景観が変わってしまうのはもったいないなぁ。としか感じる事の出来ない自分は復興を考えるための情報、知識が足りないのだと気付きました。

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 【報告:桶本理麗 洋画コース1年/福興会議4期生】

今回の活動は、民家の前庭に景観をよくするため花を植えるという内容で、あまりそれが「復興」というものにどのように関わってくるのか、ピンとこないというのが作業内容を聞いた時の素直な感想です。長く伸びた雑草をひたすら抜いていくその作業の中で、自分たちが作業をしている場所は、実はもともと民家があったところであることを表す家の土台が現れてきました。最初はその事実に驚き、津波の爪痕とはこういうことかと、少しだけ実感できました。

家に帰ってから、その日の情景を思い返しました。花を植えたいという気持ちが単なる趣味などでは無く、もっと深い切実さがあるもののように感じられ、それがとても深く印象に残っています。 震災からもう三年半以上が経っていて、そんな時に初めてわたしはこの地に足を運びました。目に見える津波の痛々しさはどんどん薄れていくとしても、生活にあいた穴はまだまだ埋まってはいないというのが現在の状況なのだと思います。

 【報告:木村梨穂 企画構想学科1年/福興会議4期生】

気仙沼の方々の「強さ」が印象的でした。辛く悲しいことを乗り越えるには、相当の覚悟と勇気が必要です。作業をする中で気仙沼の方々の笑顔はとても眩しく、そして絶えず温かい空気が流れていました。家族や友達、そして地域のつながりが強く、何よりも地元気仙沼への愛が強いからだと思います。被災地の今を、自分の目で見て肌で感じる。実際に現地の人のお話を聞く。それはTVやラジオの情報とはまた違うものであり、心に訴えてくる重みが違いました。加えて、普段は恥ずかしくて言うことができませんが、周りの家族や友人に対して「ありがとう」と感謝の言葉を送りたいと思いました。

東日本大震災から約3年と半年以上が経過し、新たに一歩を踏み出した人、また踏み出そうとしている人がいる。今私たち若者がすること、それは未来の東北を担う者が震災の記憶を伝え、次の世代につなげることだと思いました。

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Volunteer

10/25 スマイルエンジン+気仙沼海岸清掃ボランティア

報告:伊藤ゆり (建築環境デザイン学科2年/福興会議3期生)

10月25日、福興会議の学生3名が宮城県気仙沼市の気仙沼復興協会(Kesennuma Reconstruct Association 略称KRAhttp://kra-fucco.com)さんの活動に参加させていただきました。KRAさんは2011年から被災した家屋や海岸の清掃を行い、気仙沼市の復旧復興を目指しているNPOです。

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今回は気仙沼にある小泉海岸の清掃を行いました。この海岸は震災前まで海水浴場として、近くのお伊勢浜海水浴場と共に人気のスポットでした。震災後の今もサーフィンのスポットのようで、この日も波に乗るサーファーの姿を見かけることができました。

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清掃作業は主に、海岸に打ち上がった漂流物を拾い、流木などの燃やせるごみを燃やすという作業。 海岸に打ち上がる漂流物は三年前の津波による瓦礫が多く混ざっており、行方不明者の手掛かりとなるものも紛れていることもあるため、人の手による分別作業が必要です。

震災から三年という月日が流れ、直接的に震災復興に関われるボランティアは少なくなりました。震災の傷痕が癒えてきているということは喜ばしいことですが、同時に私たちを含む多くの被災地ボランティア団体の今後の存在意義を考えさせられる転機にもなっています。

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 これから先、私たちにできることがあるのだろうか。 山形にいるとテレビから被災地という言葉すら聞くことも無くなった今、考えは消極的な方向に向かってしまいます。今回こうして気仙沼へ赴き、街の様子や震災の傷痕、そして海岸に打ち付ける波を見つめながら考えることができたことは、これからの被災地との関わり方を考える良い機会となりました。

Volunteer

9/27「福島県国見町、仮置き場装飾活動」報告

報告:目黒有貴子(グラフィックデザイン3年/福興会議3期生)
今回は福島県国見町の方々からの声を受け、9月の終わりに国見町で仮置き場イメージアップのための装飾を行いました。福島出身の私も装飾のシールのデザインを担当させて頂き、国見の特産品の桃と干し柿をモチーフに、種が実になり、また種となるまでの循環を表現することで福島再生への願いを込めています。

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装飾場所として2カ所の仮置き場に装飾を行いました。仮置き場は車の通りが多く、車からその装飾をみる機会が増えるのではないかと思います。業者の方にもたくさんの力をお借りし、作業を進めていきます。休憩の時間、町役場の方に国見で採れた桃を頂きました。福島の桃はパリパリとした食感が固い桃で、少しの酸味と甘みがある味が特徴的です。この地元福島で久しぶりに福島の誇りとも言えるような食材を食べ、今回デザインに込めた「福島の再生」という部分がさらに想いが強くなりました。

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この日のみでは残念ながら作業を終わらせる事は出来なかったのですが、無事、今月10月3日に業者の方に頼んでいたシールの張り付けが全て終了する事が出来ました。今回のこの活動が国見町の方々に再生や循環という視点から、自分や周囲の環境の事を考える1つのアクションとなればと願っています。

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Volunteer

8/3「山形ビエンナーレにむけて、旧西村写真館清掃」報告

報告:梅原もも子(洋画コース3年/福興会議2期生)
8月3日福興会議で旧西村写真館の清掃と住んでいた方の遺品整理を行いました。この写真館は大正時代に建てられ、現在までそのままの形を残しています。実際に写真館として使われていたのは1995年までだそうで、この日作業を行った学生の多くは現大学1年生。彼女らが95年生まれだというのもまた不思議なつながりだと思えます。西村写真館ではこの秋の山形ビエンナーレで詩人の和合亮一さんが、ファッションデザイナーの飛田正浩さんと鬼をテーマに作品展示を行います。

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清掃では写真館が閉鎖してからの20年間分の埃を拭い取ります。写真撮影用の背景はキャンバスに油絵、カメラはフィルム、部屋の隅には暗室。すべてがこの写真館の歴史でした。写真館の中ではどの時代を生きているのかわからなくなるような、タイムスリップする感覚に襲われます。そんな場所がここ山形市にはまだひっそりと残っています。
この写真館を管理されている小林さんは大切そうに飾られた当時の女性方の写真を見て、この人たちももう立派なおばちゃんさ、と笑っていました。20年の時を感じない写真の中の女性たちは今、家庭の母となっているのかもしれません。この写真館の構造は大正時代流行の西洋風、外見は色も雰囲気もロマンチックですが壁は当時のまま土壁です。2011年の震災にも持ちこたえ、材木は100年間幾度の揺れを体験してきました。

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清掃とは新しく壁を塗り替えることではありません。ただ埃をはらい、たまった汚れをおとし、写真館本来の姿に近づけることがこの日の目標でした。写真館の中は大正時代の空気を残し、ずっと同じ光線を浴び、いつの間にか外の町は変わってきました。2014年のビエンナーレでこの部屋はどうなるのでしょうか。掃除中もずっと動かずに私たちを見ていた大きなカメラは何を想うのでしょう。秋がますます楽しみです。

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Volunteer

7/27 スマイルエンジン+南陽市水害ボランティア

報告:目黒有貴子(グラフィックデザイン学科3年/福興会議3期生)

今回のスマイルエンジンは、山形県南陽市で7月中旬に起こった大雨と川の氾濫による水害被害のボランティアの活動でした。この地区では昨年に続き2年連続での水害となりました。幸いに今年は死者は出ませんでしたが直したばかりの家屋が多く、水害による苦悩は続いています。昨年から壊れたままの橋や山の壁面を見ながら南陽市へと向かいました。この日30度を超えた炎天下でした。地元の高校生や社会人の方々との民家の床下に潜り込み泥をかき出す作業は、厳しいものとなりました。

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【参加者1年生感想】

今回のボランティアで初めて南陽市を訪れました。市街地に入ると川が氾濫して 運ばれた土でアスファルトが茶色く汚れ、乾燥した風に砂埃が舞い、数週間経っ た今でも被害の状況を痛感します。 今回参加した床下浸水の泥かきの手作業での作業は、約50人がかりでの作業だっ たのにも関わらず、梁や配管により作業が困難になり、次のボランティアに引き 継ぐこととなりました。被災地では事前の現場の状況把握、資材のマッチングな ど作業をスムーズにするためのシステムを整える必要があることを学んだ1日と なりました。(テキスタイル1年/玉手りか)

今回のボランティアで一番感じたことは「実際にその現場を自分の目で見て確か めること」の大切さです。 南陽市の豪雨による被害は映像などで目にしていましたが、車内の中から初めて 被害の状況を実際に見た時には、想像していた現状より過酷な物となっているこ とにショックを受けました。中には去年の水害から崩れている場所が放置されて いる場所もあり、今年の災害ではやっとのことでしっかりとした工事を行うこと ができているという事実も、現場に行って話を聞かなければ知ることはなかった ことでした。 テレビや新聞よりも説得力のある、貴重な「現地の声」を聞き、南陽市の実態を 知ることができたことで今回の活動は、今後の活動に繋がる有意義なものでした。 またこのような機会があったら、事前にその土地について詳しく調べること、現 地の方々の気持ちに寄り添いその声に耳を傾けることで少しでも被災地の支えと なるような働きをして行きたいと感じます。 (企画1年/阿部可奈)

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私は、自分が学ぶ分野、美術を通して何が人を支えるために必要とされている のかを考え、「知る」目的をもってこの福興会議に参加しています。 今回水害ボランティアとして参加すると決めたとき、自分がどのように役立てる か不安な部分がありましたが、今回ボランティア作業を終えた後、民家の家主さ んの「心が暖かくなった」という言葉に、この活動をする意義というのは実際に 「役に立つ」ということもそうですが、ただただ現地で動く、役立とうとする意 思によって人を支える側面が強いのだと再確認し、自分自身今後美術を続ける上 での学びとなりました。 (洋画1年/桶本理麗)

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