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  • @miyamototo 明大前で打ち合わせのあと、不意に現れた富士山。カプーアっぽい。 https://t.co/hYR8T0keyc
    2018.10.17
  • @miyamototo 桐生のオープンハウス、友人・知人枠を10/28(日)15:00〜とご案内したのですが、すみません10/27(土)15:00〜もOKでした。倒壊寸前の空家が隣接していたり(無事解体)、重伝建地区のため許可申請に時間がかかったり、紆余… https://t.co/kEOWDMtAq6
    2018.10.16
  • @miyamototo 今日は株式会社山形鉄道で鉄道関係者の聞き書き。旧国鉄が撤退した後、第三セクターとして地元高校生の通学を支え続けてきたフラワー長井線の30周年を記念する企画の仕込み。坂部さんと相馬さんにお手伝いいただきました。 https://t.co/jDm9yduc6z
    2018.10.14
  • @miyamototo 産経新聞(東北版)に月イチで連載しているコラム『みちのおくへ』。10月はお彼岸の夜にとんがりビルで企画・上演した、川村亘平斎さんの影絵芝居について書きました。WEB版にも掲載|陽気な死者たち - 産経ニュース… https://t.co/XSL8GSpiuD
    2018.10.11
  • @miyamototo 桐生新町の家オープンハウス_①|群馬県桐生市の自宅が完成しました。この1年半、並行してつくってきただけに「山形ビエンナーレ2018」と多くの共通点がある家になりました。路地奥の古い建物を活かし、コンパクトでローコスト、遊び心がある… https://t.co/xCFXd6F7mb
    2018.10.10

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8/8~10 キッズアートキャンプ2015

報告:奥山直(福興会議4期生/コミュニティデザイン学科2年)

福島県南相馬市のご家族が、東北芸術工科大学内こども劇場でアーティストと創作を楽しむアート林間学校「キッズアートキャンプ山形」。今夏は影絵師の川村亘平斎さんを講師に迎え、南相馬市小高区に伝わる大蛇伝をもとに影絵芝居をつくりました。

11817079_698732463566002_176359186222797442_n11813533_698990323540216_5774930427616685715_n 8月10日、キャンプの最終日に影絵芝居には「ヘビワヘビワ」が上演されました。劇中の演奏を担当するのはシタール奏者のGO ARAIさんと、和太鼓奏者の五十嵐香乃さん。会場となったこども劇場は、お母さんのお腹の中をイメージしてつくられた、天井の高い円形のホール。劇場のステージの上に高さ3.5メートル幅5.4メートルの巨大な白いスクリーンを張り、その裏からライトを当てて影を映し出す仕組みとなっています。

この物語は南相馬にあった電波塔が登場するシーンからはじまり、旅をする琵琶法師、玉市(たまいち)とカエルが登場、旅の途中に南相馬に立ち寄ります。冒頭、南相馬の村人たちと出会いたくさんの温かい施しを受ける場面があります。この村人たちはキャンプ参加者のご先祖をモチーフにしていおり、それぞれ時代や職種は様々です。例えば米やメロンを作っている農家からは作物を、生地の仕立て屋からは旅のお供に足袋を、刀研ぎ師や地主からもあたたかい施しを受けながら玉市とカエルは大悲山を目指します。川村亘平斎さん演じる玉市と村人の掛け合いはほとんどがアドリブ。緊張感がありながらもユーモラスな会話が観客を惹き付けます。演者の緊張や、高揚感がスクリーン越しに伝わり、観客も一緒になって物語が生まれる様子を見守っていました。来場者されたのは子供を連れた方が多く、主人公のお供であるカエルの影がスクリーンに映し出されると、子どもたちが身を乗り出して食い入るように影絵を見つめるのが印象的でした。

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 物語は大悲山でのお籠りから大蛇との戦いに変わっていきます。これまでの演出は家族ごとでしたがここからは大人たちは大蛇を演じ、子供達は大蛇退治の村人になります。家にある鉄製品を蛇退治の釘に変えるシーンから、はじめてスクリーンに実寸大の子供の影が写し出されます。一人ひとりの愛らしい影がぐさりと痛そうな釘を持ち、血気盛んに立ち上がる場面は影を見ているのにも関わらず彼らの表情がわかるかのようでした。

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また大人たちも約20人、頭と鱗を持ちぞろぞろとゆっくり地を這う様は圧巻です。巨大スクリーンにギョロリとした大蛇の瞳、大きな鱗、観客の子供からは「怖い!」という声が聞こえます。

蛇の退治により村に平穏が訪れるハッピーエンド。しかし屍となった蛇も最後はスクリーンの前に出てきてぐるぐると影になり、実像になりを繰り返します。ヘビワヘビワ、言い伝えの昔話はその土地の出来事を反復しながら現在へと、物語は巡ります。

 

南相馬市小高区は震災から5年経った現在も居住制限が続き、未だあちこちで除染作業がおこなわれています。この物語を語り継ぐ人も、少なくなっているのが現状です。今回演じられた大悲山の大蛇伝は、影絵づくりを通して子どもたちに伝えられるとともに、「ヘビワヘビワ」という新しい物語を生み出しました。“影”は古くから神様やご先祖さまを意味します。見えないものを影絵で演じることが、忘れられた記憶を呼び起こし、傷ついた自然や人びとへの鎮魂の舞となるのではないでしょうか。ヘビワヘビワ。次回公演は8月22日ふくしま未来の祀りにて→(http://www.mirainomatsuri-fukushima.jp )

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