カテゴリー

Book

福興会議

福興会議

  • @miyamototo 数日前、向井山朋子さんと5年ぶりにお会いする。2月にメゾンエルメスで開催される向井山さんの個展「ピアニスト」は、もしかすると、震災のときにご一緒した被災ピアノの作品「夜想曲」につながる構成になるかもしれません。… https://t.co/BqAP52Sn6j
    2018.12.12
  • @miyamototo 久しぶりに、娘たちに絵本を。 ルイーズ・ブルジョアの「MAMAN」は、大学の講義で必ず紹介する作品。https://t.co/FYjYuCHigJ https://t.co/GoxHXNK5Ei
    2018.12.12
  • @miyamototo タイ北部チェンマイで孤児たちのホームを運営するバーンロムサイの絵本『おそなえ きのみ』(川村亘平斎 作/日タイ語)。ちょうど1年前につくった絵本。ウェブでも購入でき収益はホームの運営費に充てられます。歳末助け合いの時期なので、改め… https://t.co/7H5jjx9yT3
    2018.12.12
  • @miyamototo 100%ORANGEの及川賢治さん&竹内繭子さんと都内で打ち合わせ。お会いするのははじめてでしたが、テンポが合うというか、いい感じに方向性が共有できてひと安心。来春公開の、全国の高校生と農山漁村の生業をつなぐプロジェクト。面白い展… https://t.co/hBtB6EOgSM
    2018.12.10
  • @miyamototo 群馬県桐生市空き家対策室からの依頼で、妻の由実が都内で開催される移住推進プログラムに登壇することに。自宅リノベの画像をスライド用に選別中。 https://t.co/NN5gWUzI92
    2018.12.08

福興会議

[お問い合わせ]

東北芸術工科大学 宮本武典研究室

〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5

3-4-5 Kami-Sakurada Yamagata

990-9530 Japan

Miyamoto lab.,Tohoku University of Art & Design

miyamoto@aga.tuad.ac.jp

© Miyamoto Lab. All Rights Reserved

DESIGN:Takuya Hirano

福興会議

Events

8/8~10 キッズアートキャンプ2015

報告:奥山直(福興会議4期生/コミュニティデザイン学科2年)

福島県南相馬市のご家族が、東北芸術工科大学内こども劇場でアーティストと創作を楽しむアート林間学校「キッズアートキャンプ山形」。今夏は影絵師の川村亘平斎さんを講師に迎え、南相馬市小高区に伝わる大蛇伝をもとに影絵芝居をつくりました。

11817079_698732463566002_176359186222797442_n11813533_698990323540216_5774930427616685715_n 8月10日、キャンプの最終日に影絵芝居には「ヘビワヘビワ」が上演されました。劇中の演奏を担当するのはシタール奏者のGO ARAIさんと、和太鼓奏者の五十嵐香乃さん。会場となったこども劇場は、お母さんのお腹の中をイメージしてつくられた、天井の高い円形のホール。劇場のステージの上に高さ3.5メートル幅5.4メートルの巨大な白いスクリーンを張り、その裏からライトを当てて影を映し出す仕組みとなっています。

この物語は南相馬にあった電波塔が登場するシーンからはじまり、旅をする琵琶法師、玉市(たまいち)とカエルが登場、旅の途中に南相馬に立ち寄ります。冒頭、南相馬の村人たちと出会いたくさんの温かい施しを受ける場面があります。この村人たちはキャンプ参加者のご先祖をモチーフにしていおり、それぞれ時代や職種は様々です。例えば米やメロンを作っている農家からは作物を、生地の仕立て屋からは旅のお供に足袋を、刀研ぎ師や地主からもあたたかい施しを受けながら玉市とカエルは大悲山を目指します。川村亘平斎さん演じる玉市と村人の掛け合いはほとんどがアドリブ。緊張感がありながらもユーモラスな会話が観客を惹き付けます。演者の緊張や、高揚感がスクリーン越しに伝わり、観客も一緒になって物語が生まれる様子を見守っていました。来場者されたのは子供を連れた方が多く、主人公のお供であるカエルの影がスクリーンに映し出されると、子どもたちが身を乗り出して食い入るように影絵を見つめるのが印象的でした。

Evernote Camera Roll 20150819 230542

 物語は大悲山でのお籠りから大蛇との戦いに変わっていきます。これまでの演出は家族ごとでしたがここからは大人たちは大蛇を演じ、子供達は大蛇退治の村人になります。家にある鉄製品を蛇退治の釘に変えるシーンから、はじめてスクリーンに実寸大の子供の影が写し出されます。一人ひとりの愛らしい影がぐさりと痛そうな釘を持ち、血気盛んに立ち上がる場面は影を見ているのにも関わらず彼らの表情がわかるかのようでした。

11036704_699787706793811_8893835529483801110_n

11822595_699787766793805_573765010046938692_n

また大人たちも約20人、頭と鱗を持ちぞろぞろとゆっくり地を這う様は圧巻です。巨大スクリーンにギョロリとした大蛇の瞳、大きな鱗、観客の子供からは「怖い!」という声が聞こえます。

蛇の退治により村に平穏が訪れるハッピーエンド。しかし屍となった蛇も最後はスクリーンの前に出てきてぐるぐると影になり、実像になりを繰り返します。ヘビワヘビワ、言い伝えの昔話はその土地の出来事を反復しながら現在へと、物語は巡ります。

 

南相馬市小高区は震災から5年経った現在も居住制限が続き、未だあちこちで除染作業がおこなわれています。この物語を語り継ぐ人も、少なくなっているのが現状です。今回演じられた大悲山の大蛇伝は、影絵づくりを通して子どもたちに伝えられるとともに、「ヘビワヘビワ」という新しい物語を生み出しました。“影”は古くから神様やご先祖さまを意味します。見えないものを影絵で演じることが、忘れられた記憶を呼び起こし、傷ついた自然や人びとへの鎮魂の舞となるのではないでしょうか。ヘビワヘビワ。次回公演は8月22日ふくしま未来の祀りにて→(http://www.mirainomatsuri-fukushima.jp )

11224161_698732540232661_4215056578642395942_n

11846699_700362900069625_2845033768093221618_n