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福興会議

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  • @miyamototo スガノサカエさんの、2人の息子さんが見にきてくださった。嬉しかった。#森岡書店 https://t.co/fPDwQvcO9w
    2017.11.19
  • @miyamototo 続)駅・滝・工場・石切場・高速道路などで実施した「OTO」展のための録音・撮影には、会議メンバー有志も同行。ビジュアルデザインは梅木駿佑君。フライヤーが今日あたりから置賜地域内の文化施設に配布されているかと。12/3〜米沢市立図書… https://t.co/MdJzSCgwBD
    2017.11.18
  • @miyamototo 置賜総合支庁の依頼で講師を務めた、文化活動やまちづくりに取り組む個人団体を対象にした、企画力向上ワークショップの成果展を開催。市民会議からでた「音+風景によって置賜のリアルを表現する」というアイデアを、写真家の根岸功さん、Cher… https://t.co/Q2m55l9Nfl
    2017.11.18
  • @miyamototo 銀座での「盆地文庫」展期間は、東京での打ち合わせ合宿でもあり。平成28年度五島記念文化賞美術新人賞の海外研修(インドネシアに1年間)を終え、帰国したばかり川村亘平斎さんと、次なるkabanou出版企画の打ち合わせ。絵本をつくります。 https://t.co/Z94ZDn4KjE
    2017.11.18
  • @miyamototo 素晴らしい人々と、素晴らしい夜。 昨晩、kanabouの「盆地文庫」展レセプションにお越しくださったみなさま、ありがとうございました。会期ははやいもので、明日・11/19(日)20:00までです。今日は森岡さんと宮本がお待ちしてお… https://t.co/5IQgyKgQ4i
    2017.11.18

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[お問い合わせ]

東北芸術工科大学 宮本武典研究室

〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5

3-4-5 Kami-Sakurada Yamagata

990-9530 Japan

Miyamoto lab.,Tohoku University of Art & Design

miyamoto@aga.tuad.ac.jp

© Miyamoto Lab. All Rights Reserved

DESIGN:Takuya Hirano

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8/9→10「キッズアートキャンプ山形 2014」報告

報告①:伊藤ゆり(建築環境デザイン学科2年/福興会議3期生)
8/9~8/10、福島のご家族を山形に招き、芸術と自然を体感する2日間「キッズアートキャンプ山形2014」が開催され、例年どおり、私たち福興会議メンバーがサポートさせていただきました。2学期開始間近に迫り夏休みの思い出を作ろうと活発になっている子供たちが今年も山形の地に降り立ちました。今年度のキッズアートキャンプは、絵本作家の荒井良二さん、ファッションデザイナーの飛田正浩さん、詩人の和合亮一さんを講師としてお招きし、ワークショップを行っていただきました。

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はじめに、荒井良二さんのワークショップが行われました。用意された材料はダンボールや色紙、カラフルな毛糸や綺麗なボタン。そして、荒井さんから出されたお題は「山のかみさまのようなもの」。私たちもご家族に加わって、自分の頭に浮かんだ「山のかみさま」の案をグループの中で話し合い、様々な材料を使ってグループで一つの「かみさま」を形に表していきました。
普段は目に見えない山のかみさまは、どんな姿をしていて、どんなチカラを持っているのだろう。そういったことを話しながらかみさまの材料に触れていると、絵本の中のような壮大なストーリーを自分たちの手で作り出しているような気分になりました。かみさまが完成したら、全員の前で自分たちがつくりだした「かみさま」を発表しました。どのグループにもそれぞれの「かみさま」の姿かたちがあり、ストーリーがありましたが、どの「かみさま」からも作っている時のワクワクした気持ちが伝わってきました。
そして最後に、かみさまが「お隠れになる」、つまり、解体(片づけ)の作業を行いました。現れた「山のかみさま」を、山に帰す大切な作業でした。少し惜しい気持ちがありながらも、皆それぞれ思いを込めてかみさまをもとの紙や紐に戻しました。

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2日目の午前中は、飛田正浩さんのワークショップ「服をつくろう」が行われました。あまり着なくなったTシャツ等にシルクスクリーンの技法を用いて新たな柄を加え、世界で一つだけのオリジナルにリメイクする、という内容です。飛田さんが実演してみせると、子どもたちは、どんどん柄を服に写していく魔法のようなシルクスクリーンに興味津々です。一通りの行程を確認したら、さっそく試し刷り用の旗に刷りはじめます。様々な図形が切り抜かれた渋紙の型の中から、めいめいが好きな図形のものを選び、それをプリントしたいところに置いて、目の細かい網を張った枠を重ねます。あとは枠の上の方に好きな色のインクをのせて、スキージと呼ばれるヘラを枠に押し付けて手前に引くと、図形が布にプリントされます。
用意された型の中では、星やお花などといった柄は人気で、すぐに貸し出されてしまいます。しかし丸や四角といった図形も、並べてたくさんプリントしたり、図形同士を重ねたりすると、それは新たな模様となります。その奥の深さに、子どもたちだけでなく親御さんたちもすっかり夢中になっていました。家族全員でお揃いのTシャツを作る家族も、家族全員で協力してお母さんのTシャツを作る家族も、今日来ていない家族の分のTシャツを作る家族も、皆このワークショップを通じて家族の絆が深まっていたように感じました。

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2日間の最後を締めくくるのは和合亮一さんのワークショップ「詩をつくろう」です。詩のテーマは「ふるさと」と「たからもの」。このどちらかのテーマを選び、家族で一つの詩を作ります。初めに和合さんは「『ふるさと』と『たからもの』、もしもこの言葉がなかったら、何と言い換えられるだろうか。」と問いかけました。大切なもの、なくしたくないもの、心のよりどころ、目をつぶって浮かぶ場所。色々な表現の言葉が飛び交うなかで、故郷である南相馬のことを思い、涙を流す人もいました。
次に和合さんは「言葉を探しに行こう」と言いました。子どもたちは会場の外に出て、自分が詩を書くのに必要な言葉を探して駆け回りました。雨上がりの湿った空気や、柔らかい芝生。感じたことの中にそれぞれの、「ふるさと」や「たからもの」との関連を見つけて言葉にし、それらを繋げて詩を作り出していきます。
出来上がった詩は最後にみんなで朗読会を行いました。「ふるさと」と「たからもの」。家族の中で考えて、言葉を繋げて、声に出して読むことで、改めて大切なものを確認し合っているようでした。

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キャンプのすべてのプログラムを終え、充実した表情の子どもたちもいれば、疲れて眠ってしまう子もいました。2日間の創造体験は夏休みの思い出の1ページとして刻まれたことと思います。
そして、「Tシャツをつくろう」のワークショップで試し刷りとして刷った2枚の旗のうち、1枚はこの「キッズアートキャンプ山形」のお土産に、もう1枚はみんなのものを全て繋げて会場の中に飾りました。この旗は、9月に開催する「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」で掲げられます。

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報告②:玉手りか(テキスタイルコース1年/福興会議4期生)
台風の接近により天候を心配していましたが、当日はなんとか曇り。今回私は初めての参加で、2日間ご家族にサポートで入ることになり、どんなご家族がいらっしゃるのかと想像のなか、緊張していました。また、当日まで講師の方々がどんなワークショップをするか詳しくは知らされず、スタッフも手探り状態で会が始まり、即興的に場を作り上げて行くという経験をしました。
1日目にご家族が到着し、お昼ごはんの後はさっそく荒井良二さんのワークショップ。他の家族と班になり「誰も知らない(見たことが無い)山のかみさまのようなもの」を作り上げました。初対面同士のご家族の中に入り、作戦会議をしながら、それぞれの個性をちりばめた神様のかたちを生み出しました。4時間にわたるワークショップの最後にお父さんは「ふだん使わない頭をつかった」と笑っていました。その側には電池が切れたように眠りにおちる子どもたちの姿も。みんなで発表した後は、名残惜しくも、作った神様たちを山にお帰し(お片付け)しました。
2日目の和合さんの詩のワークショップでは、詩の作り方を教わり、実際に作り声に出して発表しました。「言葉は心の鏡」だと言います。そのときの自分の言葉、心に響く言葉が今の自分の心を表していると。詩を作る時間は、ひとりになったり、外に出て言葉を探したり、自分と向き合っているように見えました。再集合して、せーので朗読会。誰かの声を借りた、ありのままの言葉は、確かにいのちが宿っていて、思わず涙ぐんでしまいました。さらに、2日間の講師の方々から詩のプレゼントがあり、会場は言葉によってしっとりとまとまりました。キャンプの最後はトンネルを作ってお見送り。バスが見えなくなるまで手を振りました。

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2日間の活動を通して私が感じたキーワードは「知り合う」ということです。同じ課題に向かって共同作業をするなかで見えてくる、家族のいいところ。やさしさや、得意な部分を再確認したり、新たな一面に家族が「知り合う」瞬間に立ち会うことができました。山形での体験を、家族の思い出として持ち帰っていただければ幸いです。

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